梨山風景区

千桜園

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【千桜園】
海抜の高い福寿山農場に位置する「千桜園」は2019年1月22日、正式オープンしました。8ヘクタールの敷地内には、多種多様な桜が植えられ、1、2月に開花するヒガンザクラ(彼岸桜)、ショウワザクラ(昭和桜)、マメザクラ(豆桜)。そして3、4月に開花するオオシマザクラ(大島桜)にウコンザクラ(鬱金桜)、またハザクラ(葉桜)やキクザクラ(菊桜)、ギョイコウザクラ(御衣黄桜)などの変わった品種も含め、約6,000株の桜が季節ごとに見頃を迎えます。開花時期になると、鮮やかに色づく濃淡の異なる桜を望むことができ、眼下に広がる桜と四方を囲む山々は圧巻の眺望です。園内の至るところに設置されたLOVEを模した休憩用の東屋は、眺めや雰囲気も抜群。千桜園の生態景観園区には、遊歩道と展望台が整備されており、園内はどこも格好のお花見スポットです。バリアフリーのスロープも整備されているため、体の不自由な方も気軽に絶景を楽しむことができます。なお、園内にはトイレとごみ箱が設置されていないため、入園前にお手洗いを済ませておくことをおすすめします。また、園内でのポイ捨ては固くお断りいたします。ごみはお持ち帰り頂くようお願いするとともに、園内の景観の維持にご協力をお願いいたします。

【福寿山農場】
福寿山農場の海拔は2,100~2,614メートルで、中央山脈と雪山山脈の間に位置しています。山脈の中に位置しているため、四季折々の風景を楽しむことができ、1日の中でも刻々と変化する景観がその魅力。春にはサクラやスモモ、モモ、リンゴの花々が色づき、福寿山農場が美しいスポットになります。夏には一面に鮮やかな黄色のブタナが咲き誇り、生き生きとした福寿山を楽しめます。秋には赤、黄、緑のもみじが美しい景色を織り成し、秋風と共に絵画のようなロマンチックな雰囲気を醸し出します。冬には、雪がちらつく中で梅の花が咲き、雪化粧をした山頂はため息の出るうつくしさです。様々な植物と田園風景が広がる800ヘクタールの農場でゆったりと過ごしてみてはいかがでしょう。

イエス堂

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梨山イエス堂は、海抜2,011メートルの梨山頂上に位置し、現在台湾で最も高いところにある教会です。かつての総統である蒋介石夫妻がプライベートに使用する教会として、1969年に建設されました。921大地震によって周囲の建物に亀裂が入ったため、日月潭国家風景区管理処による修繕後、2003年に開放されました。2017年からは民間企業によって運営されており、現在では人気のチェックインスポットとなっています。また、地元住民にも開放され、結婚式を執り行うことも可能です。教会は山中で目を引くヨーロッパ式建築で、入り口には左右各6株、計12株のカメリアが植えられており、イエスの12使徒を表しています。また、柱にタイヤル族のトーテムの文様が描かれている点も、このイエス堂の特徴です。

教会内の正面の窓には、唯一アーチ状の窓があり、尖った形状のほかの窓とは異なっています。この窓は祈祷の際の手を、そしてアーチは人々が祈祷の際に両手を重ねる様子を表しています。屋根材にはヒノキを使用しているため、教会に一歩足を踏み入れるとヒノキの香りが漂います。椅子にはクスノキを使用していますが、時間の経過とともに部分的に損壊がみられたため、前方の数列はすでに撤去されました。2階へ続く階段は、大理石を用いた丈夫な作りで、20センチほどを壁にはめ込み、さらにネジで固定しています。この教会のもうひとつの特徴は、ドーム型の天井にある空洞で、そこから一本のひもが垂れています。ここには元々、重さ2トンにもなる大きな鐘が吊られていましたが、地震後に撤去されました。教会後方の「誓いの展望台」は、梨山イエス堂でも人気のスポットで、雪山の景色を眺望できます。

谷関ビジターセンター及び温泉文化館

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Augmented Reality (AR)

温泉文化館を併設する谷関ビジターセンターは、谷関風景特定区の標識から約500メートルの場所に位置します。温泉をテーマに、関連情報や文学、成り立ち、種類、入浴マナー等を紹介しています。施設は地下2階、地上1階からなり、温泉に関する知識のほか、観光スポットや交通状況情報、充電エリア、応急手当等のサービスを提供。タイヤル族の民族衣装を体験することも可能です。

館内では、温泉スタイルの台湾のマスコットOh!Bear(喔熊)と記念撮影をしたり、旅行記念のスタンプを押して楽しむことができます。柔らかな黄緑を基調にした休憩エリアのベンチとテーブルは、向かいの公園の生い茂る木々と呼応し、自然を身近に感じられるデザインになっています。館内の壁面に描かれた、環山の温泉のモチーフにしたアート作品には、温泉につかって心満たされる人々の様子が描かれ、館内の水質や種類、効能の紹介と合わせて、ゆったりと心地よい気分になること間違いなしです。

屋外の木陰では、おしゃべりやピクニックも楽しめます。広場では不定期に歌やダンスのイベントも開催。露天の足湯は、谷関ビジターセンターの目玉のひとつで、靴を脱ぎ、座って足湯を楽しむことができます。足湯は天然温泉で、もうひとつの足湯ではドクターフィッシュも体験可能。足湯の中で足をはげしく動かしてしまうとドクターフィッシュが離れていってしまうこともありますので、ご注意下さい。

捎来歩道

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台中市和平区の谷関捎来歩道は、地元部落の頭目の名から付けられました。全長約1,500メートルの歩道は、山頂の展望台へと続いています。山なみに沿って整備されているため、歩道は急な坂になっており、険しく切り立っているエリアもあります。ご自身の体力を十分に考慮された上でお越し下さい。

歩道沿いには緑が生い茂り、谷関の美しい景観を楽しめますが、地層が脆くなっている部分や、崩れている箇所もありますので、十分ご注意下さい。鉄条網で固定されてはいますが、当該エリアはできるだけ迅速に通過してください。途中には眺めの良い休憩場所が2か所あります。なお、歩道は年間を通して開放されており、春には桜が咲き誇り、秋には紅く色づく紅葉が楽しめます。

終点の展望台では、復路のきつい下り坂に備えてしばし休憩を。展望台は、「波津加山歩道」へ繋がっていますが、こちらはさらに険しく歩きにくい道で、往復には最低でも7時間を要する遊歩道ですのでご注意下さい。

歩道には、谷関吊り橋と捎来吊り橋につながる2つの登山道があり、吊り橋から壮麗な大甲渓谷を望めます。谷関吊り橋は谷関大橋へ、そして捎来吊り橋は谷関温泉公園へとつながっています。谷関温泉公園では、無料の足湯で疲れた足を休めることも。足湯は必ず足を洗ってからご利用下さい。足湯に10分ほどつかり、皮膚を柔らかくした後には、ドクターフィッシュが泳ぐ足湯につかるのもおすすめ。魚たちがびっくりしないよう、ゆっくりと足をつけてください。足湯わきには、観光情報を提供したり、温泉をテーマにした案内がある谷関ビジターセンターと温泉文化館があります。どうぞお気軽にお立ち寄りください。

環山部落

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環山部落は旧名「Sqoyaw志佳揚社」とし、日本統治時代には「新社」と呼ばれていました。梨山の大甲渓上流に位置し、台中市和平区に属します。四方を南湖大山、雪山などに囲まれていることから、環山部落の名がつきました。四季折々に特徴があり、春はスモモ、夏はナシ、秋は紅葉、そして冬は甘柿が有名です。部落の大部分がタイヤル族で、一歩足を踏み入れるとタイヤル族の文化を肌で感じることができます。平等小学校には、タイヤル族の民族衣装に身を包んだ蒋介石の銅像が鎮座しています。環山部落住民は団結して伝統文化を守っており、部落に入る道沿いのガードレールには、様々な彫刻が置かれ、タイヤル族の慣習や言い伝えを表現しています。タイヤル族の姫である詹秀美氏が設立した「タイヤル文物館」では、詹氏個人のコレクションであるサンバーの標本や弓矢、織機、「紋面」と呼ばれる入れ墨を顔に施していた時代の写真などが展示され、タイヤル族の歴史を伝えています。環山部落の気候は藤の栽培に適しているため、政府のサポートをうけ、「紫藤山城」のプロジェクトを進めています。藤トンネルは未完成の状態ですが、部落内で先に植えていた藤たちが徐々に開花しており、時には霧に包まれ、時にはすっきり晴れわたる部落を彩っています。部落内にはウォールアートもあり、美しいタイヤル族の機織り少女など、ガードレール上の彫刻と互いに引き立て合いながら、部落の特色を表現しています。

環山部落の近くには、豊かな生態を持つ細い渓流沿いの「護魚歩道」があり、この歩道は大甲渓に沿って下っていきます。途中、3つの吊り橋を通過し、歩道沿いで様々な植物や昆虫を目にすることができます。大甲渓には台湾固有種である高身錮魚や苦花と呼ばれる魚たちが泳いでいます。現在も「護魚歩道」の取り組みは続いており、今後はサクラマスの出現が期待されています。

裡冷部落

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裡冷はタイヤル語で「Lilang」と表記し、「山奥から来た人」を意味します。山が後ろにあり、渓流に面していることから、気候は過ごしやすく、年間を通じて水流も穏やかな裡冷渓が部落内をくねくねと流れています。一部の河岸は道路に近いため、毎年夏になると多くの人々が水遊びに訪れます。七重天瀑布や四壮士五葉松歩道、八仙山森林遊楽区や、裡冷雲海などの風景区も、登山客にとって外せないスポットです。裡冷部落ではまだまだ多くの動植物資源が残されており、林道の至るところでマツ、クスノキ、ヤママオウなどの原生植物のほか、虫、鳥類、カエル、蝶などを目にすることができる、自然の生態教室です。

【アゲハチョウが舞う林道】
部落上方に位置する裡冷林道の全長は約30メートル。道沿いには蝶の寄生植物や蜜源となる植物が植えられており、様々なアゲハチョウの繁殖に適した環境です。アゲハチョウの繁殖期には、うっとりするほどあちらこちらにアゲハチョウが舞う姿を目にすることができます。林道を進んで6キロメートル地点にある茶園の展望台から裡冷の山々を望み、運が良ければ雲海の絶景を望むことも!

【豊かな地元芸術】
部落を歩いていると、美しい口簧琴の音色が聞こえてくることがあります。音にひかれて近づいていってみると、部落の鄭保雄氏が口簧琴の演奏を旅行者に教えているところでした。鄭氏は不定期の交流活動を通じて、タイヤル族特有の口簧琴文化を伝えています。部落にひっそりと佇む松畫居は、黄順良氏が普段、書や絵画をしたためたり、参禅する場所です。館内の書はすべて黄氏の作品で、建物の外に植えられた木々と織り成す空間は、まるで山水画の中にいるかのようです。

松茂部落

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松茂部落は大甲渓上流、海抜1,600メートルに位置し、後背地が限られた細長い部落で、その四方を生い茂る松に囲まれていることから松茂部落の名が付けられました。日本統治時代は、現在の平等村環山中興路のSliant(磐石)とよばれる地域に留まっていたことから、「磐石部落」や「岩石部落」とも呼ばれます。

【松茂林道は野生動物の重要な棲息地】
松茂林道は松茂部落の猟場であり、「捜鹿歩道」とも呼ばれます。林道では、クジャクチョウの群れが飛び交う姿を目の当たりにし、松が敷き詰められた歩道をゆっくりと散歩するのも良いでしょう。途中には仁寿橋が架かり、橋から望む高いベイマツが一面にそびえ立った様子は壮観です。現在、松茂林道はキョンやサクラマスなどの野生動物の生態復元にとって重要なエリアとなっています。また、歩道に沿って山に入っていくと、柱状玄武岩が広がり、柱状の節理が河床にずらりと並ぶ様子は、大自然のなせる神業です。

【部落ならではの美味しい料理】
「山には山の幸、海には海の幸」のことわざにあるように、松茂部落では地元の食材を使った部落ならではの美味しい料理を味わうことができます。山で採れた新鮮な野菜や、農園で放し飼いされている鶏や鴨、そして有名な甘柿や桃を使った料理は忘れられない味となるでしょう。

【伊萬ワークショップ 部落の伝統文化体験】
伊萬ワークショップは、蔡長管氏と宋玉蓮氏の夫妻が経営しており、主にタイヤル族の織物講座を開催しています。宋氏はかつて、多様なタイヤル族の織物や織成方法を研究していましたが、自身の豊富な学習経験を活かし、現地で途絶えてしまった紡織技術と芸術を松茂地域に取り戻したいとの思いからこの講座を始めました。今では松茂への観光客が必ず訪れる、タイヤル族の文化を学べる場となっています。

新佳陽部落

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【新佳陽部落】
佳陽部落は元々、大甲渓対岸にある傾斜状の扇状地に位置しました。この扇状地は氷河期時代からの地形でしたが、のち1969年に徳基ダム建設のため転居を余儀なくされ、現在の旧佳陽と新佳陽の2か所に分かれて移住しました。

【歴史文化】
日本統治時代、梨山のタイヤル人は激しい抗日の部落でした。日本人はこの住民と土地を帰順させるため、タイヤル族の勇士を招いて扇状地で和議を行いましたが、その後日本人が集団でタイヤル人を殺害する事件が発生。結果、日本は梨山を帰順させるどころか、タイヤル人からの信用を失い、さらなる怒りを買うことになりました。同時にまた、この殺害事件後、この場所はタイヤル族にとって魔の島となりました。長年の抗争を経た後、部族の人々は全部落の安全を考慮し、1926年に原住民部落として最終的に帰属することになりました。

【タイヤル広場】
タイヤル広場はタイヤル族のトーテムがあふれる広場です。広場内の建物や標識は多くが木造で、中でも新佳陽、泰雅広場、そしてYULUといった文字やタイヤル族の文様が彫られた木製の標識が特徴的です。
広場は大きく2つのエリアに分かれており、ひとつは多機能広場や山中の舞台、展望台があります。もうひとつは、原住民の伝統芸能・技術体験館、森林スマートエリアや勇士の階段があります。トイレのドアはタイヤル族の衣装に身を包んだ男女の絵で表示され、分かりやすくも地元の特色を生かした工夫も。広場では、文化芸術のほか、高く伸びる針葉樹を楽しむことができ、自然のランドマークとなっています。

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